パルシステム連合会の2023年産予約登録米、2年連続20万世帯超え。
米の作付け時に注文を受け、年間を通じて定期的に届ける「予約登録米」の利用登録世帯数が、
2年連続で20万世帯を超えた。
予約点数は前年比+1.9%の29万6,000点。うち有機栽培米は1万3,000点(+1.7%)。精米重量換算では、年間1万6,876t(+1.7%)となる見込み。これは2021年度食料需給表による1人あたりの年間消費量(51.4kg)に換算すると、約32万2,000人分に相当する。
円安や穀物相場の高騰などにより、さまざまな食品で値上げが続く中、米は茶碗1杯あたり26円(精米65g換算)を保っている。主食になりやすい小麦などの加工品の値上がりが続く中、経済的な理由から消費者は少しずつ米の消費を増やしていると考えられる。
予約登録米は、田植えの段階で産地と1年間の契約を結び、4週に1度定期的に登録者に米を届ける仕組み。1993年の冷害による米不足を契機に1995年に開始された。田植え前から出荷が約束されていることで、生産者は安心して米を栽培することができ、登録者は災害などで調達が厳しくなった場合でも優先して米を入手できる。
参考リンク:お知らせ(パルシステム生活協同組合連合会)