家庭菜園向けゲノム編集トマトの苗が発売。
ゲノム編集技術で通常より約7倍GABAを含有するトマト「シシリアンルージュハイギャバ」の家庭菜園用苗の販売が開始された。
「シシリアンルージュハイギャバ」は、筑波大学ベンチャーのサナテックシードがゲノム編集で開発した高GABA含有種「87−17」を元に作られたF1品種(雑種第一代)。2021年5月には消費者の反応を調査するため、4,000件を超えるモニター栽培を実施。同時に情報交換を行えるオープンチャットを用意。同時に、180名の家庭菜園愛好家がGABA含有量を競うゲノム編集トマトの栽培コンテストを開催。コンテスト1位になったトマトのGABA含有量は、通常のトマトの20倍に達している。
栽培キットは苗4株に栽培マニュアル、4種類の肥料(生育促進剤、光合成/根張り促進剤、微量要素資材、微生物資材)が付属する。また、専門家によるオンライン栽培指導やオンラインセミナー、栽培交流オープンチャットサービスを用意する。
シシリアンルージュハイギャバは、9月に青果物の販売も開始されている。
参考リンク:ニュースリリース(パイオニアエコサイエンス)