日本産タマネギの台湾向け輸出が過去最高に。
台湾への日本産タマネギ輸出が好調。2020年10月の輸出量は9,153t、金額で2億7,213万円、前年同月1,955t、8,793万円から大幅増。
2020年1〜10月の農林水産物・食品の国別輸出額順位では、台湾は3位米国に迫る4位で746億円(うち農産物577億円)となり、前年同期比で8.6%の増加。
中でもタマネギは2018年に1,699t/1億47万円だった輸出額が急上昇。2019年には9,247t/3億3,584万円と伸び、2020年は10月までの累計で1万9,574t/5億9,950万円と、2年で輸出量が10倍以上、輸出額で5倍になった。
2018年に香港・台湾で行われた現地調査では、日本産野菜は富裕層を中心に「高品質」「安心安全」を理由に購入する層が存在しており、アメリカなどの競合産品と比べて生産量・味・見た目など、日本産の強みを生かすことで輸出需要の拡大が見込まれる、有望品目とされていた。
参考リンク:財務省貿易統計