生分解性マルチ利用状況出荷調査2021年度。

2021年度の生分解性マルチの樹脂出荷量は前年比+3%の3,944t。
被覆面積の推計値は同+4%の1万2,855ha。
2021年6月〜2022年5月(2021年度)の農業用生分解性資材普及会が出荷量を調査。

・地域別シェアでは、最も多い地域が「関東甲信越」で35%。次いで「九州(24%)」、「北海道(20%)」、「関西中四国(10%)」、「東北(7%)」、「中部(4%)」と続く。
・厚み別では、「18μ」が71%と最も多く、次いで「18μ未満(20%)」、「20μ(9%)」。
・マルチの色では、「黒」が69%と最も多く、次いで「透明(23%)」、「その他(8%)」。
生分解性マルチは、作物生育期には通常のポリエチレンマルチと同等の機能を持ち、収穫後に土壌中にすき込むと土壌中の微生物によって分解され、最終的には水と二酸化炭素になる。このため、回収・処理が不要で土壌に悪影響を生じさせない。
生分解性マルチの出荷量は2006年の1,150tから増加を続け、2017年には3,000tを超えている。

参考リンク:農業用生分解性資材普及会