2025年大阪・関西万博まであと2年。農や食のアピールへの準備進む。

2025年大阪・関西万博で、世界に農や食を売り込むべく、自治体や企業が準備を進める。
特産物だけでなく、新技術や食文化などを発信。来場者を関西近郊の農村地域に誘う流れを作る動きも。

150カ国以上が参加する万博は、各国や国際機関、企業、国内の自治体が出展する展示館がメイン。そこでは農畜産物のPRだけでなく、さまざまな仕掛けが検討されている。
大阪府・市などが出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」では、大阪大学が家畜の細胞を人工的に増やして作る「培養肉」の自動製造機を展示。週100食の試食を検討。また、大阪の食文化を発信するフードコートの設置も予定。大阪府産をはじめとした関西の食材を使用する。
徳島県は、関西広域連合が出展する「関西パビリオン」にPRスペースを設置し、ルーレットでなると金時など県の特産品が当たるコーナーの設置を計画。世界に向けて県産品をPRし、輸出拡大につなげる。
JAグループは、入場料が決定し次第ツアー商品を提案するよう準備を進める。また、利用者が万博会場から関西近郊の農村地域に来訪し、農泊を組み合わせたプランなどで足を伸ばしてもらう流れをつくりたいとしている。

参考リンク:2025年日本国際博覧会協会