米の民間在庫が高止まり。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、米の民間在庫状況が悪化。2020年産が豊作だった産地や業務用の販売比率が高い産地で在庫量が多くなっている。

4月末時点での在庫量（玄米換算）は、全国で前年同月比13.2％／27万t増の231万t。2月（同11.0％／27万t増）より増加率は高く、3月（同13.2％／31万t増）と同水準。
主産地の増加率では、石川県（前年同月比44.5％／1万3,700t増）が最も高く、次いで富山県（同35.0％／1万7,800t増）、北海道（同32.9％／6万8,000t増）、栃木県（同29.7％／3万900t増）、茨城県（同20.1％／1万4,400t増）、群馬県（同18.9％／2,400t増）、宮城県（同17.9％／2万3,800t増）、山形県（同16.8％／2万2,000t増）、新潟県（同14.8％／2万3,200t増）、秋田県（同11.0％／1万7,800t増）、岩手県（同10.5％／1万700t増）。
2021年産米の事前契約数量は、3月末の時点で前年同時期より8万t減の60万tにとどまっている。

参考リンク：農林水産省