コロナ禍の影響で消費者の行動形態に変化が。
「保存食品の量が増えた」「自宅で料理をする機会が増えた」。コロナ禍の影響から消費者の行動形態が大きく変化していることが、2020年度「農畜産物等の消費行動に関する調査」(JCA)でわかった。
調査は「食生活全般」、「米」、「野菜・果物」、「畜産物・魚介類等」の各項目での消費行動に関する設問に答えるもの。
・食生活についての関心度では、「食事のおいしさ」が83.6%で最も高く、次いで「健康につながる食生活(76.7%)」、「調理時間の短縮(64.7%)」、「食費の削減(63.3%)」、「調理の簡便化(62.4%)」が続く。
・料理をする頻度(週)では、「ほぼ毎日」との回答が前年の調査に比べ、朝食(2.4%増)、昼食3.7%増)、夕食(4.6%増)と3食とも増加した。
・新型コロナウイルス拡大に伴う自宅料理の回数は、26.6%が「増えた」と回答。また、総菜や弁当の購入回数は、16.1%が「増えた」が、逆に14.7%が「減った」と回答。
・自宅保存食品の量の変化では、「インスタント食品(24.9%)」、「米・小麦粉・乾麺(スパゲッティなど)(23.6%)」、「お肉(牛肉・豚肉・鶏肉など)(23.0%)」、「缶詰・瓶詰(20.3%)」となった。
参考リンク:農畜産物等の消費行動調査(JCA)