人工衛星のデータを稲作に活用。

地球観測衛星のデータを活用し、気候変動に対応したブランド米を作ることを目的に、JAXA認定の宇宙ベンチャーと米卸、農業ITベンチャーが協業。将来的な米の生産増につながる新たなプロジェクトを立ち上げた。

地球温暖化により近年では高温障害が多発。米の外観品質の劣化と食味の低下が懸念されている。プロジェクトでは、地球観測衛星のデータを使った土地評価エンジンを利用し、収穫量が増える圃場やよりおいしく育つ可能性のある圃場を探し出し、水管理をスマートフォンで自動化できるスマート水田サービスで適正な水温・水量を維持することで高品質の米の栽培につなげる。
栽培する米には「宇宙ビッグデータ米」と名前を付け、2021年9月に収穫、年内の販売を予定している。
生産者の高齢化、減少にともない、今後は米の供給力低下が懸念される。将来的にはこれらの技術を活用することで米の生産増につなげるとしている。

参考リンク:プレスリリース