2021年度の農林水産予算概算要求は2兆7,734億円。2020年度予算比で20%増に。
農林水産関係予算の2021年度概算要求は、農業の生産基盤強化やスマート農業・DX・技術開発の推進、輸出力強化などの予算を増やした結果、2020年度当初予算2兆3,109億円より4,625億円増の2兆7,734億円。
2021年度予算では「食料安全保障の確立、国土の保全」に向け、
(1)生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施
(2)スマート農業・DX・技術開発の推進、食と農に対する理解の醸成
(3)5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化と高付加価値化
(4)農業農村整備、農地集積・集約化、担い手確保・経営継承の推進
(5)食の安全と消費者の信頼確保
ほか7つの対策を総合的に実施する。
(1)では、「持続的生産強化対策事業」に25億円増の215億円、「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」に45億円増の245億円、「畑作構造転換事業」に30億円などを計上。
(2)では、「スマート農業総合推進対策事業」に40億円増の55億円、「農業支援サービス事業育成対策」に10億円、「農林水産研究の推進」に47億円増の70億円などを計上。
(3)では「グローバル産地づくりの強化」に31億円増の35億円、「輸出向けHACCP施設の整備」に64億円増の79億円、「植物品種等海外流出防止総合対策事業」に5億円増の6億円などを計上。
(4)では、「農業農村整備事業」に 719億円増の3,983億円、「農業水路等長寿命化・防災減災事業」に75億円増の333億円、「農業人材力強化総合支援事業」に27億円増の240億円、「経営発展・経営継承の推進」に59億円増の70億円などを計上。
(5)では、「消費・安全対策交付金」に3億円増の33億円、「安全な生産資材の安定供給の推進」に2億円増の8億円などを計上。
参考リンク:農林水産省