水稲病害虫防除対策全国協議会を設置。

近年、温暖化などの影響で病害虫発生時期の早期化、発生量の増加、発生地域の拡大がみられ、従来の防除体系で被害の防止が図れていた農作物についても被害が生じてきている。水稲の病害虫の防除を徹底するため、「水稲病害虫防除対策全国協議会」が設置された。

全国協議会では、検討事項として
(1)スクミリンゴガイの地域全体による防除対策の構築
(2)ウンカ類や斑点米カメムシなど水稲病害虫の防除体系の点検・見直し
(3)温暖化の影響を踏まえた総合的な病害虫防除体系の再構築
が挙げられている。
(1)、(2)では地域の実態に即した防除対策マニュアルの作成・普及により、地域全体での取り組みで被害低減するための防除体系を構築。(3)では被害が発生しにくい圃場管理、発生状況の把握・情報提供、有効な防除対策の実施など総合的な病害虫防除体系を、地域の実情に応じて再構築する。

参考リンク:農林水産省