2019年産米食味ランキング発表。「特A」格付けは2年連続50超えに。

2019年度産の食味ランキングの最高位「特A」は2年連続で50の大台を超える54の銘柄が格付けされた。今回の対象は過去最多の44道府県155銘柄。特Aは1989年に初めて設けられ、以降取得数は増え続け、14年産では40を超え、18年度産は過去最多の55。2年連続での50超えとなった。良食味米の販売競争が激しくなる中、販売のはずみとするべく特Aを目指す産地が増えており、今後も高水準で推移するとみられる。
19年度産で初めて特Aを獲得したのは、青森県「まっしぐら」、福井県「いちほまれ」、静岡県「きぬむすめ」など7銘柄。岩手県「銀河のしずく」、山形県「雪若丸」など各県オリジナルの新興銘柄が特Aを獲得。「いちほまれ」は初の本出品で特Aを獲得。北海道「ななつぼし」、青森県「青天の霹靂」、山形県「つや姫」は初出品以降連続で獲得。
品種別では「こしひかり」が最多の16。その一方高温耐性品種の「つや姫」「にこまる」「おいでまい」「みずかがみ」が特Aを取得。