果樹カメムシ注意報、19都府県で発出。

カキやモモ、ウメ、ナシ、ミカン、ブドウ、ビワなど果樹全般を加害する「果樹カメムシ」の注意報が19都府県で発出された。越冬個体が多く、6月の高温少雨で繁殖が活発になったことで発生が増えたとみられる。


果樹カメムシは果実の結実から収穫まで長期間にわたって加害する。吸汁された果実は表面がへこみ、商品価値が落ちる。
カメムシは園地では繁殖せず、近隣の山林から飛来するため、被害が出る前に農薬をまく予防的防除をとることが難しく、飛来を確認したらすぐに薬剤をまく以外にできる対策がない。
すでにモモ、ナシ、カキなどで被害が確認されている。

参考リンク:病害虫発生予察情報(農林水産省)