高アミロース米2品種、「あきたぱらり」「あきたさらり」が品種登録。
秋田県立大学、秋田県農業試験場、国際農林水産業研究センターが共同で開発を進めてきた水稲2種が品種登録された。
「あきたぱらり」は、「あきたこまち」より6~12%程度アミロース含量が高いため、粘り気が少なくパラパラしている。高アミロース米の多くはインディカ米由来であり、ジャポニカ米に比べて粉っぽさが感じられる欠点があった。「あきたぱらり」は純ジャポニカ米由来で、粉っぽさがなく、カレーやピラフ、チャーハン、パエリアなどの調理に向いている。
「あきたさらり」は、「秋田63号」より6~12%程度アミロース含量が高く、多収が特徴。種子が一般主食用米と比べると大粒であり、麺やお菓子用の米粉に向いている。小麦粉に20%混ぜて作成した麺は、小麦100%の麺と比べ、つるつるとして腰が強く、茹でた後も麺同士が付着しにくいという特徴になった。