「農林水産研究イノベーション戦略2020」策定。 スマート農業・環境・バイオの3分野を推進。(1)「スマート農業政策」

食料・農業・農村基本計画に基づいた「農林水産研究イノベーション戦略2020」を策定。
「スマート農業」「環境」「バイオ」の3つを重点分野とし、研究開発の方向性を提示。それぞれの分野の取り組み第1回。

「スマート農業」とは、ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用し、省力化・精密化や高品質生産の実現を推進する新たな農業を指す。
スマート農業では、
①新型コロナウイルス感染症に伴う対策として労働力不足の解消に向けた実証を緊急的に実施。
②スマート農業の新サービス創出プラットフォームを創設。あらたなスマート農業関連ビジネスモデルの創出に取り組む。
③ロボット農機の遠隔操作、複数のロボット農機による協調作業の実現。
④あらゆるスマート機器から得られたデータを蓄積、AI活用による「データ駆動型スマート農業」の実現。
⑤生産~流通、加工、消費から輸出までをデータでつなぐ「スマートフードチェーン」を構築。効率的な生産・流通や国内外の消費者ニーズに応じた農産物・食品の提供を実現。
などの政策を策定。研究開発から実社会への導入にいたるまで、人材・知・資金が好循環する仕組みを構築、産学官と農業の生産現場が一体となった「産学官現」によるイノベーション創出を推進する、と策定。

参考リンク:農林水産技術会議