気候変動が「収量低下や生育不良につながる」と農家は危機感を持っている。

千葉県が県内の農業事務所を通じて気候変動に関する調査を実施。
現状での気候変動の影響、将来予測される影響、被害対策について調査。
品目別にまとめた。

・気候の変化による影響として、「気温の上昇」、「豪雨・強風の増加」があり、それが「収量低下」や「生育不良」などの被害につながっていると感じている。
・水稲では夏季の高温障害のほか、冬季の温度上昇による害虫の越冬といった影響もみられる。また、長雨や大量降雨により、野菜では病害の発生や生育不良、腐敗の発生が起きている。
・農業の気候変動影響について県民の周知・理解が必要と感じることでは、「台風、集中豪雨など自然災害による一時的な品質低下」や「農作物の適期が変化していることによる安定供給への影響」が挙げられた。特に、適期変化により物日需要(母の日や冬至など特定の日に特定の品目が大量に必要とされること)に合わせた安定供給が困難になっていることに対し、状況の需要とライフスタイルの変容への理解醸成が必要との声があった。

参考リンク:農業における気候変動影響調査(千葉県)