パックご飯市場、前年比6.6%増940億円に。
パックご飯の生産量は12年連続の増加。2021年には初めて20万tを突破。
2023年は2022年比4.3%増の980億円に到達すると予測される。
コロナ禍の2020年4月に発出された緊急事態宣言の際、パックご飯は備蓄用として新規に購入されるケースが見受けられた。この時の新規ユーザーがリピートするようになったことや、外出自粛による巣篭もり需要などの高まりのため、市場が拡大。調理の簡単さや味が評価され、ユーザーは増加するものと予想。また、ロシアのウクライナ侵攻により高騰した小麦を使った麺類やパンと比べると値上げ幅が小さいため、主食としての価格優位性があるとみられる。
メーカーもライン増設や新工場への投資を進めている。業界トップのサトウ食品は、2011年〜2021年の10年間で売り上げが約2倍に増加。増産体制をとっても供給が追いつかないため、パックご飯専用工場に新たな生産ラインを増設。2024年には日産あたり20%の供給増となる。
参考リンク:マーケット情報(富士経済)