2022年産酒造好適米の需要量は前年比−1%の微減。
酒造好適米の推計需要量は、2022年産が前年より約1,000t減少の6万6,000〜6万8,000tと推計。
需要量の推計は、産地が酒造好適米の作付け判断のために、酒造メーカーへの聞き取りを基に農水省が毎年実施。2022年産の需要量(実数)は、山田錦2万1,912t、五百万石1万352t、美山錦2,831t、雄町1,129t、その他1万8,447tの計5万4,672t。前年産と比べ594t減少している。
コロナ禍前の2019年産以前まで、生産量は10万t前後で推移していたため、2022年産の需要量に生産量を合わせるためには3割の生産抑制が必要になる。ただ、調査を行った7月は、コロナ禍による飲食店の営業が大幅に縮小している最中であったため、今後需要見通しが上方修正される可能性もある。また、日本酒の輸出量も過去最高を更新しており、それらが作付け計画に反映されるとみている。
参考リンク:米に関するマンスリーレポート(令和3年11月)