食品ごみの削減・食品リサイクルに取組むモデル事業を支援。

地方公共団体や事業者などが、食品ごみ削減・食品リサイクルを推進する取組みを実施する際、技術的・財政的な支援を行い、その効果を取りまとめて他地域への普及展開を図るモデル事業が進められている。

モデル事業は、(1)食品ロス削減・食品リサイクル推進、(2)mottECO(飲食店で食べ残した料理を持ち帰る「自己責任による食べ残し持ち帰り」運動)導入、(3)食品廃棄ゼロエリア、(4)学校給食における食品ロス削減等に関する取組の4部門。それぞれ事業者の募集が行われた。
(1)では、市内の家庭から出る生ゴミを、各家庭で生ゴミ処理機を用いて堆肥化し、市内の農園で活用する神奈川県川崎市の「栄養循環コミュニティ」創出プロジェクトなど3事業。
(2)では、食べ残し持ち帰りを推進する飲食店を募り、持ち帰り容器の提供やポスター等で周知・注意喚起を行う群馬県の「上毛バッグ(mottECO)導入モデル事業」など2事業。
(3)では、期限の近いものから購入する「手前どり」の啓発と「販売期限延長の取組」を行う食品スーパー等を選定し、事業者・消費者双方で食品ロス削減を検証する京都市の「食品廃棄ゼロエリアモデル事業」など2事業。
(4)では、市内の小中学校から排出される食品廃棄物を収集し、メタン発酵でエネルギー化をするとともに生ゴミ処理機を導入して食品廃棄物の減量を行う神奈川県厚木市の「小・中学校から排出される食品廃棄物の減量化・資源化事業」など2事業が採択された。
採択された事業には、環境省から費用の支援と技術的支援が行われる。

参考リンク:2022年度重点施策(環境省)