生鮮ジャガイモの輸入倍増。

2月〜7月に限定していた生鮮ジャガイモの輸入を通年に解禁。8月の輸入量が倍増。

8月の生鮮ジャガイモ輸入量は3,289t。天候不順で北海道産が品薄となった上、菓子メーカーの調達増加が要因で、前年同月比2.2倍となった。
生鮮ジャガイモは、そのほぼ全量が米国産。2006年にポテトチップス用途に限定し、産地を病害虫ジャガイモシロシストセンチュウ未発生州に限定し、ポテトチップス工場を臨海部に設置するなどの条件をつけて輸入を解禁。年間輸入量は2017年に4万tを超えたが、その後減少。2020年は2万3,198tだった。
一昨年までは、国産ジャガイモの端境期にあたる2月〜7月のみ輸入が認められていたが、昨年通年輸入が解禁された。
今年の夏はジャガイモの主産地である北海道で記録的な干ばつがあり、国産ジャガイモは不作だった。このため、国産で必要量がまかなえないことが輸入増につながった。

参考リンク:貿易統計(財務省)