気候変動の影響、8割が農作物への影響を問題視。

地球温暖化など気候変動に関する世論調査で、気候変動によって様々な影響が出ることを「知っていた」と93.6%が回答。また、問題と思う気候変動の影響では「農作物の品質や収穫量の低下」を83.6%の人が挙げた。

調査は(1)地球温暖化について、(2)気候変動影響について、(3)気候変動適応についての3項目に関し全国18歳以上の男女3,000人を対象として実施。有効回答は1,767人(58.9%)。
地球温暖化への関心では88.3%が「関心がある」と回答。
キーワードとなる「パリ協定(84.0%)」、「脱炭素社会(68.4%)」の認知度も高く、関心が高まっていることを示した。
気候変動によって様々な影響が出ることを「知っている」人は93.6%。日常生活の中で気候変動の影響を感じることとしては、「夏の暑さ(89.8%)」が最も多く、次いで「雨の降り方の激しさ(81.6%)」が挙げられた。また、問題だと思う気候変動の影響としては、「農作物の品質や収穫量の低下、漁獲量が減少すること(83.8%)」、「洪水、高潮、高波などによる気象災害が増加すること(79.5%)」が挙げられた。
対して、気候変動の影響に対処することを指す「気候変動適応」とその取組に関しては「知っていた」が11.9%と低い。

参考リンク:気候変動に関する世論調査(内閣府)