農薬の使用状況と残留状況調査の結果。
農薬の適正使用の推進と安全な農作物の生産を目的に、農薬の使用状況と農産物中の農薬の残留状況に関する調査。2019年度の結果が取りまとめられた。
農薬の使用状況調査では、480戸の農家に対して実施。農薬の総使用回数は5,918回。このうち、水稲を栽培する農家1戸で、使用法が「育苗箱土壌に均一に混和」する農薬を、苗代の表土に土壌混和し、その上に苗を育苗箱ごと設置する、という不適正使用が確認された。他の479戸の農家では適正に使用されていたことを確認。
農薬の残留状況調査では、使用状況調査を実施した農家が生産している農作物11品目(米穀、かんしょ、カブ、チンゲンサイ、ホウレンソウ、カボチャ、未成熟トウモロコシ、エダマメ、イチゴ、リンゴ及びモモ)、計480検体を対象に実施。421検体から農薬が検出されたが、全て残留基準値以下だった。
参考リンク:農林水産省