外国人新規入国のビジネス関係者に認められていた例外措置も停止に。
新型コロナウイルス感染拡大の中、ビジネス関係者に認められていた外国人新規入国の例外措置が一時停止に。例外措置ではベトナム、中国などの技能実習生が含まれており、入国制限によって生産現場の人手不足が深刻になる可能性がある。
コロナウイルスの水際対策として行われている入国制限は、昨年10月に緩和されたが、感染再拡大を受け12月28日に一時停止。ただ、中国、韓国、ベトナム、ミャンマーなど11カ国・地域のビジネス関係者に限り入国を例外的に認めていた。昨年11月から今年1月10日までに入国したビジネス関係者は10万9,262人。このうち、技能実習生は全体の37.3%の4万808人。国別ではベトナムが2万911人、中国が9,322人にのぼる。
昨年3月〜9月には2,900人の技能実習生が来日できず人手不足が問題になった。外国人を受け入れている農業経営は全国的に多く、人手不足の懸念がある。農水省では技能実習生の代替人材の雇用や作業委託の労賃を支援する「農業労働力確保緊急支援事業」を3月末まで延長する。
参考リンク:外務省