米の事前契約取り組みに関するアンケート調査結果。
主食用米生産量20万t以上の11道県の生産者330戸を対象に、米の事前契約取引に関するアンケートが実施された。
アンケート回答生産者は305戸。水稲作付面積は7,905ha(うち主食用米は5,922ha)。生産量は3万7,106t(うち主食用米は2万7,777t)。主食用米の取引数量は約2万6,700t。そのうち事前契約の数量は約1万7,200t(87%)、さらに複数年契約の数量は約2,000t(10%)。
取引先は「農協系統」が45.2%、「商系」が15.9%、「米卸」が13.5%、「実需者」が11.3%、「その他」が14.1%。
主食用米の取引における事前契約比率は「農協系統」が86.5%(うち複数年契約が9.6%)、「商系」41.5%(同7.0%)、「米卸」44.3%(同3.7%)、「実需者」62.3%(同14.4%)、「その他」11.5%(同0%)。
出荷業者との取引で事前契約に取り組む理由は「系統の取り決めにより出荷が全量事前契約」が54%と最も多く、ついで「これまでの契約を継続(18%)」「取引先の意向(6%)」「安心して出荷でき、単価も明らか(5%)」が続く。取り組まない理由では「複数の取引先と価格を比較し取引」が27%と最も多く、ついで「収量が安定しない(16%)」「口頭の取引で対応できている(14%)」「相手先から具体的な説明がない(13%)」が続く。
参考リンク:農林水産省