マダニ感染症、過去最悪ペースで増加。
マダニが媒介する6種類の感染症患者が、過去最悪のペースで増加している。
国立感染研の「感染症発生動向調査」を基に集計すると、29週目(7/17〜7/23)の時点で292人に達した。
地球温暖化のため、マダニを運ぶ鹿や猪の分布が拡大しており、野生動物が活発化するこれからの季節には、一層の警戒が必要。また、近年は新しいマダニ媒介の感染症も出現している。2020年に北海道で7人感染が確認された「エゾウイルス」、2022年に茨城で死亡者が出た「オズウイルス」のほか、患者が確認されていないマダニ感染症は10種以上存在する。
参考リンク:感染症発生動向調査(国立感染症研究所)