稲わらの秋耕・わら搬出推進で、環境配慮の付加価値を。
ホクレンは、「ゆめぴりか」の稲わらを、温室効果ガスの発生量を削減できる秋耕もしくは搬出にすることを励行。
将来的には秋耕か搬出をする生産者やJAの米を分けて集荷し、ブランドに新たな付加価値の創造を目指す。
ホクレンが北海道地域農業研究所に委託して調査したところ、メタンガスなどの温室効果ガスは春耕を秋耕に変えることで35%減、秋耕を搬出にすると63%減、春耕を搬出にすると76%減になる、との試算が出た。
北海道では降雪前に農作業を終えるため、稲わらを田に残したまま越冬させ、春耕する農家も多い。2021年の調査(回答数3,951)では、「ゆめぴりか」で秋耕もしくは搬出を行う生産者は51%。これを2022年産米で7割、2023年産で8割、2024年産では9割に引き上げる。
将来的には「ゆめぴりか」で普及した後、多品種でも同様の取り組みを検討する。
参考リンク:ホクレン