有機農業、2010年1万6,700haから2020年には2万5,200ha、耕地面積の0.6%。
有機農業の取組面積は2010年の1万6,700haから2020年には2万5,200haと約5割増加しているが、耕地面積に占める割合は0.6%にとどまる。
有機食品市場は年々規模を拡大しており、世界では2020年に約1,290億ドル、日本では2017年に1,850億円と推計される。
耕地面積に対して有機農業取組面積の割合が高いのは欧州諸国で、割合が最も高い国はイタリアの16%/209万5,000ha、次いでドイツ10.2%/170万2,000ha、スペイン10.0%/243万8,000ha、フランス8.8%/254万9,000haが続く。アメリカは0.6%/232万7,000ha、中国も0.5%/243万5,000haと低い。地目別では、欧米では草地、樹園地の割合が多いが、日本では田畑が76%を占め、草地は9%と少ない。
有機農業が行われている農地のうち、有機JAS認証を取得しているのは1万4,100haで、10年で50%の増加。近年では北海道の牧草地や普通畑、九州の茶畑の面積が大きく拡大。
国内の農産物総生産量に対し、有機農産物が占める割合は、野菜が0.46%、米や麦、果実が0.1%程度だが、茶は4%を超えている。
参考リンク:有機農業関連情報(農林水産省)