2021年の新規雇用就農者は15%増の1万1,570人で過去最高に。

2021年2月1日現在の新規就農者は、前年比2.7%減の5万2,290人。
うち自営農業就農者は8.0%減の3万6,890人だったが、雇用就農者は15.1%増の1万1,570人で過去最高に。

新規就農者は2015年(6万5,030人)以来減少を続けているが、49歳以下では前年から0.2%増加の1万8,420人。
雇用就農者は2019年から増加に転じている。49歳以下は16.0%増の8,540人(男性5,410人/女性3,130人)で、新規雇用就農者の73.8%を占める。このうち、非農家出身者が7,620人(89.2%)で、新規学卒者は1,970人(25.9%)。
雇用先を農産物販売金額で見ると、「1億円以上」が6,170人(53.3%)、次いで「5,000万円〜1億円」1,780人(15.4%)、「3,000万円〜5,000万円」1,220人(10.5%)となり、雇用者数が販売金額に相関している結果となった。
土地や資金を独自に調達して農業経営を始めた新規参入者は7.0%増の3,830人。49歳以下は4.3%増の2,690人。
自営農業就農者では「65歳以上」が1万7,130人(46.4%)と最も多く、次いで「60〜64歳」の8,700人(23.6%)。49歳以下は7,190人(19.5%)だった。

参考リンク:令和3年新規就農者調査結果(農林水産省)