秋肥の高騰対策支援金の算定値が確定。
「肥料価格高騰対策事業」で補填額の算定に必要となる、秋肥の価格上昇率が確定した。
上昇率は「1.4倍」。農業物価統計による8月の肥料価格の上昇率が前年同月比で1.38倍だったことを踏まえた値となった。
価格上昇率が確定したことにより、農家が自ら補填額を算定することができる。
補填額=(当年の肥料費 − (当年の肥料費 ÷ 価格上昇率1.4 ÷ コスト低減率0.9))×0.7
※「当年の肥料費」は伝票などから把握する。
肥料費が100万円だった場合、計算式は
(1,000,000 – (1,000,000÷1.4÷0.9))×0.7=144,438 ※小数点以下切り捨て
となり、補填額は14万4,438円。
支援金は、農水省が示した土壌診断や生育診断による施肥設計、堆肥・緑肥の利用、局所施肥など化学肥料の2割以上を低減するための取組みの中から2項目以上実施することが条件。
支援金の申請には、注文時期がわかる注文書に加え、購入品目や金額がわかる領収書もしくは請求書、実施する施肥低減メニューを記載したチェックシートの提出が必要となる。
参考リンク:肥料価格高騰対策事業(農林水産省)