7月景況調査、向こう3ヵ月の米需給見通し56に。
7月の景況調査(DI) 、主食用米の「向こう3ヵ月の見通し」指数は、前月比3ポイント上昇の「56」。6ヵ月連続で指数が上向き、約3年ぶりの高水準。
主食用米の需給動向は、現状判断が増減なしの「34」で「横ばい」。見通し判断が2ポイント減の「やや減少」。
米価水準は、現状判断が2ポイント上昇の「24」、見通し判断が3ポイント上昇の「56」でともに「やや増加」。
米価の見通し指数は1月以降上昇を続けており、6月には基準点の50を超えた。7月も「上がる」見込みが「下がる」見込みを上回って上昇したことにより、約3年ぶりの高水準。生産費や精米、輸送関連などの経費も上昇しており、価格転嫁をせざるを得ない状況のためとみられる。
DIは、生産者、集出荷業者、卸売業者、小売/中・外食業者に価格の見通しを尋ねて指数化したもの。50を基準点とし、100に近づくほど前月より需要が締まり、価格が上がるとの見方が強くなったことを表す。
参考リンク:DI調査(米穀機構)