高アミロース米「あきたぱらり」、麺づくりに適した「あきたさらり」に、難消化性でんぷん品種も。 秋田で機能が売りの品種、続々。

食感や機能に特色のあるコメの実用化に秋田県が力を注いでいる。秋田県立大学や秋田県農業試験場、国際農林水産業研究センターなどの研究グループが育成した、粘り気が少なく、チャーハンやピラフなどに最適な高アミロース米「あきたぱらり」は、「あきたこまち」より6~12%程度アミロース含量が高い高アミロース米で粘り気が少なく、チャーハンやピラフ、パエリアなどに最適。粘り気が少なくパラパラしている。高アミロース米の多くはインディカ米由来であり、ジャポニカ米に比べて粉っぽさが感じられる欠点があったが、「あきたぱらり」は純ジャポニカ米由来で、粉っぽさがない。 
コメ粉にして小麦粉と混ぜコシのある麺づくりができる「あきたさらり」は今年から商業栽培が始まった。
また3つ目の高レジスタントスターチ(RS)、は、ヒトに対する健康機能に関する臨床試験を計画しており、今年中に品種登録を行い、実用化を目指す。