コメ輸出額、2021年1~5月は22億円。
1〜5月の商業用米の輸出は、数量が前年同期比3%増の8,723t、金額が同1%減の22億6,100万円となった。
人口減少と、1人あたりの年間コメ消費量の減少から、国内のコメの年間需要量は毎年約8〜10万tずつ減少。国内マーケットが縮小傾向にあるなか、海外での日本食マーケットの広がりと共に、日本産米の海外での需要は年々高まっている。海外で日本産米の需要を拡大し、2025年にコメ・パックご飯・米粉及び米粉製品の輸出額を125億円に拡大する「コメ海外市場拡大戦略プロジェクト(KKP)」では、輸出先市場の特性にあった取組みを進めている。
1〜5月の5ヵ月間での輸出実績では、最も多い輸出先は香港の3,589t(前年同期比16%増)/8億7,100万円(同5%増)。次いでシンガポール1,978t(同30%増)/4億100万円(同19%増)、台湾705t(増減なし)/2億400万円(同6%減)、米国807t(同20%減)/2億2,700万円(同20%減)、オーストラリア300t(同38%減)/9,300万円(同32%減)。米食の習慣があり、外食比率の高い香港、シンガポールへの輸出が伸びている。
参考リンク:米の輸出について(農林水産省)