スマホ対応の小麦・大麦栽培改善支援マニュアルに、簡易診断機能を追加。
小麦と大麦の栽培上のリスク診断と、そのリスクへの対応をまとめ、農研機構がWebで公開している「診断に基づく小麦・大麦の栽培改善技術導入支援マニュアル」が、簡易診断機能を追加してリニューアルされた。
マニュアルは、小麦・大麦の栽培時の生育不良や減収の原因が不明な場合や、複数の問題が発生している場合に、取るべき対策と優先順位を掲載しているが、利用者がマニュアルを読んで自分で診断するものだった。リニューアル後は、13の設問に回答すると簡易診断の結果が表示されるように改良。診断結果は
(1)排水不良・湿害
(2)土壌理化学性のリスク
(3)枯熟れ・強制登熱等
(4)雑草害
(5)その他のリスク
の5項目のリスクに分けられ、それぞれのリスクの高低がレーダーチャートで表示、特にリスクの高い項目はオレンジ色に強調表示される。リスクが高いとされた項目を選択すると、導入すべき対策技術の内容を画像つきで確認できる。また、さらに詳しい解説を読むことも可能。
スマートフォンから利用できるため、圃場にいながら診断や対策、その場での作業工程の確認などにも活用できる。
参考リンク:農研機構