小麦の10aあたりの収量は、前年比9%減、平均収量対比では108%と良好。

全国の子実用4麦(小麦、二条大麦、六条大麦、はだか麦)の収穫量は前年産比9万3,000t(7%)減の116万7,000t。そのうち小麦は94万3,800tで、同9万3,200t(9%)減となったが、天候に恵まれ生育が順調だったため10aあたりの平均収量比は108%の444kgだった。

小麦の作付面積は北海道12万2,200ha、都府県9万400haの計21万2,600ha。前年と比べて北海道で800ha、都府県で200ha微増したが前年並み。10aあたりの収量は北海道512kg(前年比8%減)、都府県352kg(同12%減)で、全国平均444kg(同9%減)。前年が10aあたり490kgと特に作柄が良かったため、平均収量比でプラスだったにも関わらず、前年比マイナスとなった。
都道府県別収穫量では、北海道が全体の66%にあたる62万5,200t、次いで福岡県(5万6,700t/6%)、佐賀県(3万9,400t/4%)、愛知県(2万9,800t/3%)、三重県(2万3,100t/2%)が続く。

参考リンク:農林水産省