主要野菜14品目の平均価格は11月以降下落が続き、過去5年で最安を記録。

台風接近で曇雨天が続いた10月に対し、11月は全国的に好天が続き、野菜の生育が進んだため価格が低迷。新型コロナウイルス禍による業務需要の低減や販売促進に制限がかかる中、例年以上に厳しい状況となった。

主要野菜14品目の平均価格は、月初め1kgあたり130円台が急落。過去5年間で最安だった2017年10月の93円を下回る90円まで下落。重量野菜は下落が顕著でハクサイは過去5年平均比48%安の34円。ほか、ダイコンは同40%安の43円、果菜類も中旬以降は下落傾向で、キュウリは同35%安の220円。
12月に入っても下落傾向は続いている。12月5日時点でダイコンは1kgあたり40円、ハクサイは同27円。ほかにもニンジンやキャベツなどが値を下げている。平均価格はやや持ち返しているが、過去5年平均比30%安1kgあたり96円と低い状態が続いている。

参考リンク:netアグリ市況