家庭菜園実施者の約3割が外出自粛期間以降に始めたと回答。大人の好きな野菜はタマネギが初めて1位。
8月31日の「野菜の日」に、全国の20歳以上の男女600人を対象に、野菜にまつわるイメージ評価や家庭菜園・ベランダ菜園の関心度、実践状況などの調査をタキイ種苗が実施。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛期間に家庭菜園を始めたとの回答が29.6%あった。
家庭菜園の経験者は50.0%。開始時期で最も多いのは2019年2月以前の62.3%だが、2020年3月以降の外出自粛期間以降に始めた人が29.6%にのぼった。現在家庭菜園を行っている人は、96.2%と高い割合で今後も継続したいと回答。未経験者で家庭菜園をやってみたいと考えている人の割合は31.2%になった。また、12歳以下の子供のいる家庭の69.6%が子供も関わっていると回答。うち約4割(38.7%)では子供が積極的に家庭菜園に参加している。
家庭菜園で作ったことがある野菜では、トマトが84.7%で1位、次いでキュウリ(53.0%)、ナス(47.0%)。今後作ってみたい野菜では枝豆(18.7%)1位、次いでオクラ(17.0%)、ナス(14.0%)。
好きな野菜ランキングでは、大人編でこれまで11年連続で1位だったトマトが4位になり、代わってタマネギ(74.0%)が1位。以下キャベツ(73.8%)、ジャガイモ(72.8%)。トマトは順位を落としたものの、前回調査では68.2%だったのに対し今回は72.2%と4%増だった。子ども編では、トマト(52.3%)が9年連続の1位。以下ジャガイモ(50.9%)、トウモロコシ(48.6%)。また、野菜の好き嫌いでは大人の90.7%、子どもの64.5%が好きと回答。野菜摂取についても87.0%が重視しているが、30.6%が野菜不足を感じていると回答している。
参考リンク:タキイ種苗