「洪水で浸水した農機にスイッチを入れないで」と注意喚起。

台風や豪雨などの災害で泥水につかった農業機械について、日本農業機械化協会が「洪水の被害を受けた農業機械について」と題し注意を呼びかけている。

豪雨災害などで被害にあった農業機械は、バッテリーや電気配線・電子制御機器、モーターなどが水に浸かった可能性があるため、漏電の危険があり、最悪の場合火災に繋がる。
水が引いて農機に近づけるようになったら、バッテリーのマイナス側ターミナルを外し、ターミナルとコードの端子をビニールテープなどで巻いて絶縁、乾燥機など電源のブレーカースイッチが有る場合は、スイッチを切るなどの対処が必要。この際「絶対にスイッチを入れない」ことが重要。
電気関連以外では、エンジン各部やギアミッション、油圧制御装置、ブレーキ、各種ベアリングやハーネス類、バーナーなどの損傷が考えられるため、水が引いたらまず最寄りのJA農機センターや農機販売整備業者などに連絡、相談することを推奨。
協会では修理・整備を依頼する際の参考に、乗用型トラクター、田植え機、コンバイン、乾燥機に想定される不具合箇所と修理の可能性を判断する目安をHP上にあわせて掲載している。

参考リンク:日本農業機械化協会