2024年産飼料米助成見直し。一般品種の単価引き下げ。

2024年産米の水田活用の直接支払い交付金では、飼料用向け一般品種の単価が引き下げられる。

現行の助成は、10aあたり8万円を基準とし、収量に応じて5万5,000円〜10万5,000円を交付。見直し案では、飼料用の多収品種を栽培する場合には現状の助成水準を維持するが、主食用の一般品種では基準を7万5,000円に、収量に応じた部分も〜9万5,000円に引き下げる。さらに2025年産では基準7万円、収量に応じた部分は〜8万5,000円、2026年産では基準6万5,000円、収量に応じた部分は〜7万5,000円、と段階的に引き下げる。
一般品品種は、植えた途中で主食用米から飼料用米に切り替えることで、需給均衡に近づける調整を担う。専用品種への移行は、こういった需給調整機能を損なう恐れがある。
畑地化促進助成では、高収益作物で10aあたり17万5,000円、定着支援に同2万円を5年間助成する。ただ、一度畑地に転換すると、水田活用の直接支払い交付金の対象から除外される。

参考リンク：令和5年度農産局関連予算（農林水産省）