クビアカツヤカミキリの卵、紫外線で光ることが判明。

桃や梅などバラ科樹木の害虫「クビアカツヤカマキリ」の卵は紫外線を当てると光る。
ホームセンターで販売しているブラックライトを使えば、卵を容易に発見することができる。

クビアカツヤカマキリの卵はゴマ粒大で薄黄色をしている。繁殖力が強く、1匹の雌が数百個を産む。卵は樹皮の隙間に産み付けられるため、幼虫が樹木の内部を食い荒らし、木屑とフンの混合物(フラス)が発生するまで被害に気が付きにくい。
卵に紫外線を当て光らせることで、発見が容易になる。日中の園地でも、日陰なら確認可能。
発見した卵をカッターナイフなどで潰すことで発生数を減らすことができる。また、全て除去できないとしても、多く産み付けられた木に対して、徹底した対策をとることができる。
ブラックライトによる卵の発見は、成虫への薬剤散布や被害樹の伐採、フラスを基にみつけた幼虫の駆除などを併せることで防除に役立てることができる。

参考リンク:栃木県農業試験場