「サキホコレ」ブランド化戦略を策定。

秋田県は、2022年に本格デビューした秋田米の新品種「サキホコレ」のブランド化戦略を策定。
「生産」、「流通・販売」、「情報発信」の3本柱で戦略を立て、ブランドの確立を目指す。

生産では、栽培ガイドラインの策定、チェックリストによる自己点検により、「高品質を担保する生産の推進」を行う。また、ICTを活用した生育診断技術の開発や、新規生産者への指導体制を構築する。減農薬・減化学肥料による特別栽培をスタンダードとし、消費者ニーズを踏まえた高付加価値な商品づくりを目指す。
流通・販売では、卸:小売業者、米袋メーカーに対し、策定したロゴマーク・米袋デザインの使用を促進することで統一感のあるイメージ展開を実行。通販や海外販売など販路開拓を強化。また、パックご飯やプレミアム感のある日本酒などの商品開発を促進する。
情報発信では、テレビCMを中心にした情報発信や店頭での販売促進キャンペーンを実施。また首都圏の高級ホテル・飲食店やクルーズ船、観光列車などと連携したメニューを提供といったプロモーションを展開する。また、SNSやWebサイトを活用し消費者の共感を呼ぶ情報発信を目指す。
「サキホコレ」2023年産は前年度から倍増の17団体計1,349haで栽培、販売量は7,514tを予定。県外での販売を強化し、全体の8割近い5,826tを目指す。

参考リンク:サキホコレ(秋田県)