鳥インフル25道県76例、計1,500万羽に。
高病原性鳥インフルエンザによる今季の鶏など家きんの殺処分対象羽数が、過去最高を更新。
2月10日の時点で25道県で76例が確認され、1,500万羽を超えた。
これまで最多だったのは2020年11月から2021年3月のシーズンで約987万羽だったが、今年は1月9日の時点で約998万羽となり、過去最多となっていた。
今季は過去最も早い2022年10月28日に岡山県倉敷市で発生が確認されており、2月10日に茨城県坂東市での疑似患畜確認が76例目となり、1シーズンでの発生数も過去最多となった。
鳥インフルエンザは今季、世界的に流行しており、渡り鳥や野鳥の感染も例年以上の頻度で確認されている。
全殺処分数のうち、9割以上を採卵鶏が占めており、鶏卵価格の上昇が続いている、2023年1月の鶏卵価格(東京、Mサイズ)の1kgあたりの価格は280円で、1年前(151円)を130円近く上回っている。
参考リンク:鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)