ブラジルで初の鳥インフルエンザ検出。
ブラジルで初めて野鳥から鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)が検出された。
今後家禽で確認された場合、州単位で鶏肉や鶏卵の輸入が制限されることになる。
ウイルスが確認されたのは、ブラジルで鶏肉生産が盛んなエスピリトサント州とリオデジャネイロ州。アジサシ、カツオドリなど計8件の感染を確認。
ブラジル政府は5月22日、全土に180日間の動物衛生緊急事態を宣言。
日本とブラジルは、家禽で発生を確認した場合でも発生していない州からの鶏肉、鶏卵を輸入することができる「地域主義」を適応することで合意した。発生州からの輸入再開は、防疫措置の完了から90日間新たな発生がないことが要件。
鶏肉輸入量は、2022年が57万4,512t。うちブラジル産は42万3,981tで輸入全体の7割にのぼり、国内消費量の3〜4割を占める。
現時点で輸入に影響はないが、農水省は今後の感染状況を注視する必要がある、としている。
参考リンク:REPORT(WAHIS)