鳥インフルエンザが世界的大流行。今後毎年発生する恐れが「非常に高い」。

2020年から2季連続で発生している「高病原性鳥インフルエンザ」が、今秋から来春にかけ国内で発生する恐れが「非常に高い」と指摘されている。また、今後は毎シーズン発生する可能性が高まっている。

鳥インフルエンザは、欧州からロシアを経由して渡り鳥を媒介して国内に持ち込まれるため、欧州で多発した翌年には日本でも流行する。これまで数年おきに発生していたが、2020年から2022年にかけては2季連続で発生している。
2021年〜2022年は、欧州で過去最大規模の流行。ほぼ全域で発生が確認されており、フランスでは前季比約3倍の野鳥158件、家禽1,416件。イタリアでは106倍の野鳥23件、家禽317件発生している。前季は発生ゼロだった北米でも米国が39州414件、カナダが9州112件発生し、過去最大規模に。
国内では2021年11月から2022年5月にかけ25件発生。鶏やあひる、エミューなど189万羽が殺処分となった。

参考リンク:鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)