「田んぼダム」。水田の面積を2025年末までに約3倍以上に。
頻発する水害対策の一環として、流域治水に「田んぼダム」に取り組む。
水田の面積を2025年末までに約3倍以上にする計画(案)。
流水治水推進行動計画は、水災害リスクの増大に備えるため、これまでの河川管理者などの取り組みだけでなく、流域に関わる関係者が主体的に治水に取り組む社会を構築する必要から、
(1)気候変動の影響を踏まえた治水計画や設計基準類の見直し
(2)流域全体を俯瞰した総合的かつ多層的な対策
(3)事前防災対策の加速
(4)事前防災対策の加速、防災・減災が主流となる社会に向けた仕組みづくり
の4項目を取りまとめたもの。
水田の貯留機能向上のための田んぼダムは(2)の中の「ハザードへの対応」と位置づけられ、各地域で実施される農地整備事業を推進するため、交付金の加算などの施策で活用を促す。他の取り組みとしては、全国50ヵ所の遊水地・貯留施設の整備、全国109水系の森林整備・治山対策、グリーンインフラ取り組みをしている70市町村での事業化などの具体策を挙げている。
参考リンク:国土交通省