国産牛肉の在庫、過去5年で最多水準に。

国産牛肉の2020年度累計の推定在庫量は1万2,544tで前年比17.1％増となり、過去5年で最多の水準で推移。対して輸入品は10万4,931tで同9.6％減と前年を下回った。

国産牛肉の推定在庫量は、新型コロナウイルス感染拡大の影響があった2020年3月（1万715t／対前年比22.7％増）、4月（1万1,492t／同22.3％増）、5月（1万1,536t／同31.7％増）と大きく膨らみ、2020年12月（1万2,099t／同3.2％減）を除き年間を通じて前年を上回って推移した。2021年も1月（1万2,022t／同16％増）、2月（1万2,550t／22.2％増）、3月（1万2,544t／同17.1％増）と多い状況。
輸入牛肉の推定在庫量は、2020年6月に13万6,878t／同19.4％増と多くなったが、以降前年並みの水準となり、2021年3月には前年比マイナスに転じた。
和牛相場は月間加重平均価格で2020年12月に2,906円／1kg（A5、去勢）を付けたが、2021年1月には2,693円に下落、以後2月2,700円、3月2,811円、4月2,831円と上がり調子だったが、5月28日は前日比180円マイナスの2,601円と下落傾向。

参考リンク：農畜産業振興機構