指定生乳生産者団体の生乳生産量、2年連続の増産。

指定生乳生産者団体（指定団体）による2020年度の受託乳量（生産量）が2年連続で前年比プラスとなり、4年ぶりに700万t台を回復。

2020年度の生乳生産量は全体で743万3,328t。指定団体の生産量は全体の95％にあたる706万8,205t。対前年比1.4％増で2年連続の増加。
地域別では、北海道が対前年比2.3％増の400万7,100tで初めて400万tを超えた。ほか、中国（29万2,344t／6.0％増）、近畿（14万4,999t／1.5％増）、九州（59万5,169t／0.9％増）が増加。一方、東海（32万814t／2.1％減）、関東（102万4,506t／0.6％減）、北陸（7万2,390t／0.3％減）、東北（50万4,686t／0.2％減）、四国（10万6,198t／0.2％減）は減少し、都府県全体では306万1,105tで0.3％の増加。
用途別処理量では、家庭需要が伸びた飲料向けが325万t／1.4％増、脱脂粉乳・バター向けが169万t／6.6％増だったのに対し、業務需要の低迷から生クリーム等向けは125万t／4.8％減と減少となった。

参考リンク：中央酪農会議