12月の生乳生産量16カ月連続で前年同月比プラス。

2020年12月の生乳生産量は62万2,100tで前年同月比1％増。2019年9月から16カ月連続で前年同月比を上回る。

牛乳等向けは、業務用が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、前年同月比13.6％減だったが、個人向けが好調のため32万800tで1.1％増。業務用は12カ月連続で前年同月比マイナス。

乳製品向けは、チーズ向け（3万6,000t／前年同月比0.9％減）、クリーム向け（6万3,300t／同2.0％減）、脱脂濃縮乳向け（4万200t／同7.3％減）、濃縮乳向け（500t／同11.5％減）などが前年比マイナスだが、全体では同0.9％増の29万7,600tで、4カ月連続のプラス。

その他用途は前年同月比2.1％増の3,700tで、3カ月連続のプラス。

バターは、前年同月比3.7％増の6,000t。消費量は同2.9％減の8,600tと生産量を上回っているが、民間在庫量は同48.8％増の3万5,100t。

脱脂粉乳は前年同月比7.3％増の1万3,700t。消費量は同17.2％増の1万2,100t。民間在庫量は同18.7％増の8万2,300t。

参考リンク：中央酪農会議