トビイロウンカ防除対策の手引きを作成。

2020年に西日本の広い地域で坪枯れ被害を起こしたトビイロウンカ防除対策の手引きが農林水産省により作成された。

手引きは「令和3年度水稲生産においてトビイロウンカの被害を受けないために」と題されたリーフレット。トビイロウンカの特徴と生態、2020年に起きた坪枯れの発生と被害を挙げ、防除対策の課題と今後の対策について簡潔にまとめたもの。
2020年被害時の課題として、
・早期防除が呼びかけられたが、坪枯れを確認してから防除を行うなど、適期に防除ができなかった。
・トビイロウンカを対象としない薬剤や効果が低い薬剤を選択したケースがあった。
・薬剤散布方法が適切でなく、十分な防除効果が得られなかった。
を挙げている。
防除対策としては、
・発生予察情報のこまめな確認。
・圃場のこまめな見回り。
・トビイロウンカに効果の高い薬剤の選択。
・発生状況に応じた追加の防除。
を挙げている。

参考リンク:農林水産省