農産物販売金額の規模別経営体数、2020年農林業センサス。
農産物の販売規模別では、「50万円未満」が28万6,063経営体と最も多く、次いで「100〜300万円」21万2,635、「50〜100万円」17万5,553、「販売なし」9万9,435、「500〜1,000万円」9万1,649と続く。1億円以上販売している経営体は7,836で、うち5億円以上は1,328経営体。増減率で見ると3,000万円以下の層が減少(4.6〜39.2%減)し、3,000万円以上の層が増加(9.5〜42.6%増)している。特に5億円以上の層は5年前と比べて42.6%の増加。
農産物販売金額1位の部門別構成割合では、「稲作」55.5%、「果樹類」13.2%、「露地野菜」10.5%、「施設野菜」6.2%、「畜産」4.9%。5年前と比べると稲作が1.9%減少し、果樹類(0.9%増)、施設野菜(0.5%増)となった。また、出荷先別の構成割合では、「農協」が64.3%と群を抜いて多く、次いで「農協以外の集出荷団体」9.7%、「消費者に直接販売」8.9%、「卸売業者」6.4%、「小売業者」5.3%。農協への出荷が1.9%減少し、代わりに農協以外(1%増)、小売業者(0.5%増)となった。
参考リンク:農林業センサス(農林水産省)