20代、30代のお米買うときの決め手は、銘柄・味・安全性よりも「価格」。

日本政策金融公庫の「消費動向調査」は、コメや野菜を始めとした食品の購入場所や購入時の判断基準をインターネットによるアンケートで調査。コメの「銘柄」や「産地」よりも、若年層を中心に「価格」が重視されている結果となった。
前回(2015年)調査と比較すると、コメの「価格」を重視するとの回答は55.4ポイントから66.9ポイントと10ポイント以上の上昇。対して「銘柄」は49.1ポイントから44.3ポイントに、「味」は38.8ポイントからから31.8ポイント、「安全性」は31.3ポイントから20.9ポイントと10ポイント以上の下落。年代的に見ると、20代、30代の若年層では「価格」が70ポイントを超えた。年代が高くなるに従い「価格」のポイントは下がり、代わりに「銘柄」「産地」が上がる傾向が見られるが、「味」は全年代で30ポイント台と、味が購買の決め手にならないことが判明。産地には多収性品種の導入など、値頃感のあるコメ作りが今後の課題となる。

参考リンク:日本政策金融公庫