農業所得、2018年は174万円に。
農林水産省の2018年農業経営統計調査は、個別経営体1経営体あたりの農業粗収益は626万円、このうち農業経営費が452万円となり、農業所得の全国平均は174万円という結果。
この調査は、2015年に実施された農林業センサスの農業経営体のうち、農業生産物の販売を目的とする世帯が経営する、農業経営体(法人格を有するものを含む)を対象としたもの。
2013年の農業所得は132万円で、2014年には119万円に落ち込んだものの、そこから3年間は上昇を続け、2017年には191万円まで伸びたが、2018年は減少に転じた。
個別には、農業を主にしている主業経営体の平均は661万円。準主業経営体は41万円、副業的経営体は56万円。労働時間については、自営農業は、2013年の1,908時間から1,945時間とほぼ横ばいだが、主業経営体は前年の4,824時間から5,040時間へと労働時間が長くなった。